コマ大戦とは、全国の中小製造業が自社の誇りを賭けて作成したコマを持ち寄り、土俵の上で一対一で戦います。こうしてトーナメントを勝ち上がり、見事優勝したチームは、その大会の出場コマを「総取り」できます。
コマ大戦公式戦にて使用されるケンカゴマは直径20.0mm以下、全長60.0mm以内。この小さなコマを、製造業に携わるプロが本気で設計し、プロの機械を使用して自社の持てる技術をすべて注ぎ込んで製作します。
全日本製造業コマ大戦
公式サイトはこちら2018年11月10日に開催された「神奈川県高校生コマ大戦」で
実際に使用された土俵と軍配
「神奈川県&東京都高校生コマ大戦」の第5回大会が、2023年9月23日(土)横浜市役所 1F アトリウムで開催されました。
本大会は白銅が協賛し、コマの材料も提供しています。
例年のコマ大戦は神奈川県単独で行われておりましたが、今年は東京都と合同開催になりました。
新型コロナウィルスも落ち着き、ようやくいつもの学校生活が戻ってきて、学生たちはより一層気合をこめて大会に挑んでいる様子でした。
今回の大会では、神奈川県・東京都でそれぞれの対戦があり、両チームにより団体戦も開催されました。
団体戦は、普段ライバルとして戦っている生徒たちが「仲間」として戦うという、今までの大会の中でも初の試みでした。
今年も多種多様なコマが勢揃いし、王道コマとイボ型コマの息詰まる熱戦が繰り広げられました。
あまりの悔しさに頭を抱え込みながら跪く生徒もいて、生徒たちがコマ大戦に対する熱意や真剣さが伝わってきました。
イベントの最後の「神奈川県」vs.「東京都」の団体戦は、生徒たちの団結力が一際目立つ試合となりました。
神奈川県 決勝トーナメント戦
東京都 決勝トーナメント戦
団体戦(神奈川vs.東京)
「神奈川県高校生コマ大戦」の第4回大会が、2022年9月24日(土)横浜市役所 アトリウムで開催されました。
本大会は白銅が協賛し、コマの材料も提供しています。
2019年の第2回大会以来、3年ぶりの会場開催ということで、学生たちも気合を込めて大会に挑んでいる様子でした。
今回の大会では、コマの表面に突起をつけたいわゆる「イボ型コマ」のチームの活躍が目覚ましく、決勝トーナメントでは迫力のあるダイナミックな戦いが多く繰り広げられました。
また、優勝チームVS白銅のエキシビションマッチで行司の格好をした学生が登場したり、引率の先生方による材料争奪じゃんけん大会が行われたりするなど、試合以外のコーナーでも大いに盛り上がりました。
神奈川県内の高校生が自作のコマを持ち寄り、その成果を競う「神奈川県高校生コマ大戦」の第3回が、今年はオンラインにて開催されました。本大会は白銅が協賛し、コマの材料提供を実施いたしました。
前例のないオンライン開催ということで、今回は土俵上での一対一の対戦ではなく、コマの回転時間の長さで競う「長回しルール」が適用されました。土俵も通常と異なるプラスチック製で、今までとは大きく異なる状況下でも、工夫を凝らした高校生たちの熱き戦いが繰り広げられました。
今回の世界コマ大戦は、国内5ブロックから各上位2チーム、全国高校生コマ大戦の上位2チーム、タイ・ベトナム・インドネシアの国外から5チーム、また前全国大会「G1 Japan Cup 2017」の優勝チームと「世界コマ大戦2015」で準優勝したインドネシアチーム、2018年度ポイントランキング1位のチームが、本戦トーナメントに出場しました。
2015年の第1回大会に比べ、高校生の活躍が目覚ましいトーナメントとなりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、一部の国内チームは出場断念、国外チームは代理投手による参加となってしまいましたが、出場した各チームの工夫を凝らした高性能コマで白熱した戦いが繰り広げられ、会場は大いに盛り上がりました。
2019年9月28日(土)神奈川県内の高校生が自作のコマを持ち寄り、その成果を競う「神奈川県高校生コマ大戦」が、横浜市開港記念会館で開催されました。
本大会には白銅が協賛し、コマの材料も提供しています。
出場チームも増え、各チーム工夫を凝らしたバリエーション豊かなコマが多く見受けられました。モノづくりの未来を担う高校生たちの熱い戦いが繰り広げられ、今回も大いに盛り上がりました。
お互いの健闘を称えあい、次の大会に思いを馳せる参加高校生たち
2018年11月10日(土)、神奈川県内の高校生が自作のコマを持ち寄り、その成果を競う「神奈川県高校生コマ大戦」が、横浜三井ビルディングで開催されました。本大会には白銅が協賛し、コマの材料も提供しています。高校生の大会は神奈川県では初めての開催でしたが、モノづくりの未来を担う高校生たちの戦いに応援にも熱が入りました。
〔参加校〕
川崎市 市立川崎総合科学高校(全日制、定時制)
県立川崎工科高校、県立向の岡工業高校
横浜市 県立商工高校、県立神奈川工業高校
横須賀市 県立横須賀工業高校
藤沢市 県立藤沢工科高校
平塚市 県立平塚工科高校
小田原市 県立小田原城北工業高校
参加チームが工夫を凝らしたコマ。優勝チームが総取りできる!
参加した31チームが4つのブロックに分かれて予選リーグを行い、各ブロックの上位2チームずつが午後の決勝トーナメントに進みました。黒椙田ゆうじ氏によるユーモアを交えた実況は、時に観戦者の笑いを誘い会場を盛り上げていました。また、山崎詩郎氏がコマの特徴などを細かく解説してくださいました。
優勝/県立藤沢工科高等学校「藤工機械研究部コマ係」
準優勝/県立商工高等学校「神奈川商工A」
3位/県立神奈川工業高等学校「めろんパン」
決勝トーナメントは連続して2勝したチームが勝ち上がるルールです。緊張からか、自らコマを土俵外へ落としてしまうハプニングがあったりして、応援席も固唾を呑んで見守りました。午後3時過ぎ、ついに優勝チームが決定! 入賞した3チームには賞状と土俵が贈られました。
優勝した藤沢工科高校の小島君と
白銅・鈴木浩徳営業企画課長がエキシビションで対戦
みごと勝利し、戦利品の3D作成ゴマを手にした小島君
授賞式後に白銅が3Dプリンタで作成した中空のユニークなコマが紹介されました。さすがにモノづくりに情熱を傾ける高校生たち、会場からどよめきが起こり、モニターのコマに身を乗り出して見入っていました。最後に、優勝した藤沢工科高校とのエキシビションマッチが設けられましたが、3Dコマはあっけなく弾き出され、このコマも優勝チームの手に渡りました。
参加校同士の交流を深め、モノづくりの楽しさを実感してもらうという当初の目的を果たし、大会は無事に終了しました。
白銅は「コマ大戦」を応援しています!
日刊工業新聞社様の「ニュースイッチ」でも取り上げられました